10月はあちこちで、中学校の合唱コンクールがありますね。
ピアノ教室に通う、双子の甥が、伴奏をしました。
みなとみらい大ホールでの演奏。
この中学校の生徒さん達は、立派なホールで合唱ができて幸せですね。

甥達は、野球一筋。
明けても暮れても野球の練習、試合、遠征で忙しく、塾にも通っているので、ピアノレッスンの進歩がなく、ただ来るだけになっていました。
しかし、合唱コンクールの伴奏が決まってから、ピアノの練習に本気スイッチがはいりました。
「大地讃頌」はロ長調なので♯(シャープ)が5つ。
初級レベルのテキストでのんびりしていた彼らに、シャープを1つずつ増やすスケールから教えて、4和音の譜読み~つかみ方、オクターブ、鍵盤の稼働範囲、トレモロ 等。
ピアノを習っている女子なら(男子でもそうですが)そう大して難しくない曲でも、彼らには敷居が高かったのです。
坊主頭で、日焼けした真っ黒な顔や腕、手。
夏の間は、炎天下の野球の練習で、レッスンに来るたびに黒さが増して、焦げたような色をしていました。
鍵盤に置いた手をさわると、手のひら(4と5の指の付け根辺り)に堅いマメができていました。
野球選手って、こんなところにマメができるんだなあ~って、初めて知りました。
合唱曲は、途中にピアノソロの間奏があり、静かな中間部~再び盛り上がり、フィナーレへと華やかに終わります。
双子とはいえ、兄は弾けるようになっても、弟が、なかなか後半の譜読みを達成できず、私も焦りましたが、「伴奏をやりたい!」と言った本人の力を信じました。
すると、今月にはいって目覚ましい進歩を遂げ、通し弾きができるようになってからも、これまでにない集中力で、レッスン後も、ずっと練習していました。
クラスのみんなと担任の先生からのメッセージ入りの楽譜の台紙をプレゼントしてもらってから、更にがんばるようになったそうです。(母親談)
伴奏者は、指揮者と連携しながら、歌い手の呼吸に合わせて弾くこと。全体を見渡す力が必要。
ソロではないので、万が一間違えたり、止まったりしたら、全員に迷惑をかけてしまうこと。
ペダリングに気をつけて、メリハリ、表情をつけること・・・
彼らなりに、メトロノームを使ったり、CDを聴いたりしながら、イメージトレーニングをしていたようです。
そして当日

2人とも、立派に伴奏者を務めることができました。指導者として、本当にうれしかったです。
そして、譜読みに苦戦した弟のクラスが銅賞を取りました。
受験を控えた3年生達、どのクラスも課題曲、自由曲を伸び伸びと歌っていました。
甥っ子たちは、これからもピアノを続けたいと言っています。
それぞれ、ショパン、モーツァルトで弾きたい曲があるとのこと。
体に気をつけて受験がんばってね!
進学先が決まってからも、野球とピアノ、両方続けてほしいと願っています。
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- 2014/10/30(木) 10:41:55|
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ピアノランドテクニックで勉強中のSちゃん。
「スタッカートと手くび」
スタッカートにもいろいろな奏法があって、指(フィンガー)、手(ハンド)、腕(アーム)を曲によって弾き分けたりします。
そこで、日常では、どんな時に使いますか?というコーナーでは
*指を使って *手を使って *腕を使って
「かぞえる」「こちょこちょ」する。 「ノックする」「まぜる」 「わっ!とおどかす」
「肩たたき」
他に、自分でも思いつくことを書きましょう、に対し、レッスン中に答えたこと以外に、家でも考えて書いてきてくれました。
ピアノランドテクニック中より
フィンガーを使って
「ピアノを弾く」「つかむ」の他に・・・「あやとり」「かげ絵」
ハンドを使って
「バトンを回す」「うちわであおぐ」の他に・・・「トライアングル」「すず」「タンバリン」
アームを使って
「鉄ぼう」「とびばこ」の他に・・・「ボールを投げる」
家での練習の時に、こうして思いついたことを書き留めるのは、すごい!
何も言わなくても自発的に取り組む姿勢がうれしいですね。
今度は、曲によって、いろいろとスタッカート奏法を工夫してみましょうね。
- 2014/10/13(月) 16:51:25|
- ピアノ教室
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