GRUPPE WA サロンコンサート

音大の恩師 小池和子先生のもとに集う音楽人によるサロンコンサート。

MUSICASAにて。

ピアノはモーツァルト~グラナドス、プーランクまで。

チェロ、フルート、フォーク・ハープ&ハンマー・ダルシマーという珍しい楽器演奏もあり、

声楽の美しく豊かな響きも、心に染み渡りました。

日常をしばし忘れて、音の美しさを堪能しました


私は、今年も出演者・・ではなく、バーカウンターで休憩中にドリンクサービスのお手伝いをさせていただきました。


今年は、釜石で被災されたYご夫妻もいらして、Y氏のフルート演奏のあとに、「3,11 鎮魂と復興」というお話しがありました。


終了後のパーティーで、Yご夫妻のお話しを伺うことができました。

(以下の記述は、ご夫妻のご了承を経ています。)

釜石で津波に会い、ご自宅も音楽教室も、ピアノ、フルート・・全てが流されてしまったとのこと。

津波が来る時、海から離れているので、「来てもせいぜい30センチくらいなものだろう」と楽観的に考えていたら、息子さんが「逃げなくてはだめた」とおっしゃって、車で高台へ避難されたそうです。

その息子さんのひとことで、今生きておられると。



被災者の語られる実話は壮絶でした。

途中、「乗って行きませんか」と道行く人をお誘いしたら、「大丈夫です」と断った方が、バックミラー越しに
津波にさらわれるのを目の当たりにされたとか

6メートルの波が襲う・・MUSICASAは鉄筋で、吹き抜けになっている造りですが、その天井近い高さの波なんて、恐ろしくて想像できません。


まず、ご自身が助かって、次に地域の方々の安否を気遣い「○さんは助かった」と聞いたら、「自分よりも、知っている方が生きていることを知って」それが何より安堵すること、喜びだったと語って下さいました。

「何もかも目の前からなくなってしまう」「今起こっていることを理解できない。でもこれが現実」

想像を絶する現実を受け止め続けてきた、とおっしゃいました。



私は、これまで、報道で被災地の状況を見て来ましたが、今回、被災した方から直接お話しを伺いました。

胸が詰まるお話しでしたが、本当のところは、どこまで理解できたのでしょう。

これは、実体験された方にしか、わからない痛みだと思います。

また、九州や山陰など、遠方から支援に来られた方々の想いが本当にうれしかったとおっしゃいました。


Yさんは、黒の演奏会用の服をお召しになっていましたが、自衛隊が瓦礫を撤去した時に、全壊した家から出てきた服で、何度もクリーニングして着られたそうです。

今も仮設住宅にお住まいとのことです。



グルッペ和では、小池先生のご意志のもと、「被災地の音楽復興を支援する会」として、昨年、コンサートで集まった義援金をYご夫妻へ届けました。


小池先生も、被災地で復興支援のための演奏をされたそうです。本当に、被災地は何にもなくなっていて、津波の凄さを物語っていたとのこと。



ご夫妻は、釜石に音楽ホールを建設したいとおっしゃいました。

Yさんは、笑顔で明るく語っておられました。

前向きで強い方だと思いました。


音楽は癒しです。

人々の心を元気にしてくれる音楽、演奏。

今回のコンサートでは、いろいろと深く考えることとなりました。

被災された方々の一日も早い復興を願い、これからも、自分にできることをして行きたいと思います。










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  1. 2012/05/05(土) 00:36:22|
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