青島広志の「音楽の形式を知ろう」

「世界一受けたい授業」「題名のない音楽会」などでお馴染みの作曲家・青島広志先生のセミナーに参加しました。

「音楽の形式を知ろう」というテーマで

歌曲形式、変奏曲、ロンド形式、ロマン派、ソナタ形式、フーガに至るまで。

作曲家、時代の変遷とともに、歌・ピアノ曲でレクチャーしていただきました。


青島先生は、とても早口で、留まるところを知らないくらいに、エピソードを交えながらお話しされます。

でも、いつの間にか、引き込まれて行くのです。


ソナチネに出てくる作曲家「クーラウ」のエピソードや、子供の曲集でお馴染みの「ケーラー」の最大の功績はその、「ソナチネアルバム」を作ったこと、など。

クラシックの作曲家も、身近な人のように感じさせてしまいます。


先生は、話し方と同様に、ピアノの指も ”早口”

モーツァルトの「きらきらぼし変奏曲」の形式を、Var.1~12まで、すごい速さで弾きながら説明されました。


ウェーバーの「舞踏への招待」もまた、弾きながら解説。

男性が女性を踊りに誘うシーンを、曲を弾きながら、セリフをおっしゃるので

『よくお話ししながら弾けるなあ』と、驚いていたら

ちょっとつまずかれた時に

「しゃべりながら弾くのって難しいんですよ!」と。


・・・やっぱりね


とにかく、序章からコーダまで、全て弾かれて、全てお話し付きだったので、すっごくおもしろかった!

ピアノでも華やかなパッセージで「走る」部分があるのですが

ベルリオーズがオケに編曲した際に、「ハープ」に書き換えたそうです。

ハープ奏者にとって、楽器の構造上、技巧的に大変難しいということを知りました。

ナチュラル、♭、♯に変える操作、ペダルが7本あること。

腰を斜めに倒して弾かなければならないこと。


そもそも、この曲は Des dur(変二長調)

♭が5つ付くのですから。

ハープの構造や奏法は、存じませんが、想像がつきます。



ピアノ以外の楽器、オーケストラ編成や他楽器のことをもっと知りたい!と思い、こちらを購入しました。


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先生のお話は、2時間ノンストップで、フーガまで走り続けました。

バッハ平均律の第16番 g mollのフーガの分析も興味深く

スジェとレポンス、「嬉遊部」(=テーマが使われないところ。転調あり。)
など、あまり使ったことのない言葉に魅かれました。

平均律を勉強していた頃は、

duxとcomesといって、主題と対旋律を赤と青のラインでマークして分析しましたが、「嬉遊部」とは、「自由対位句」のことでしょうか。

4声や5声になると、より緻密に複雑になり、あちこちからいろんな旋律やモチーフが同時に、または時間差で表れて聞こえてくるので難しいのですが、私は好きです。


「ソナタ形式」についても、一般的にあまり知られていない用語が出てきたので、もっと知りたいと思いました。


先生から、ご著書にサインをいただきましたが

来月のコンサートのご案内もいただき

「ちかこ先生、渋谷のコンサートには来て下さらないの?!」

と、ちょっとしょげたようにおっしゃるので、思わずチケットを購入・・・ブルーアイランド氏のキャラクターは憎めません

(でも、本当は内容の充実したコンサートだとわかっていたので・・・)楽しみです。


今日の学びを、またレッスンで大いに活用したいと思います





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  1. 2012/09/01(土) 00:13:39|
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