ピアノの中を見てみよう

年に1度のピアノ調律。

10年ほど前に、調律見学会をしたのですが、新しい生徒たちにも、ピアノの中を見てもらおうと、このたび調律見学会を企画しました。

長年、私のピアノを見て下さっている調律師の橋本さんにご協力をいただきました。

小学生の生徒たちと、2人のお母様が見学会に来られました。


橋本さんが「ピアノは1709年イタリアのクリストフォリが発明しました。さて、その頃日本は何時代でしょう?」

『あれっ、前回は歴史の説明だけだったのに、質問形式になってるじゃないの~』と焦る私。

近くにいたお母様方に「はい、どうぞ」

「えっ?江戸時代!?」


「先生は?」

「江戸・・時代です」昨年、音楽史の館で勉強したはずなのに、とっさに聞かれると焦る私。


「はい、そうです。では、何代目の将軍の時代だったでしょう・・はい、どうぞ!」

橋本さん、あてるの早い。

お母様が「ええっ、徳川・・・家光」

「違います。」

『そりゃあ、家康の次にすぐに浮かぶのは”家光”だわ』

慌てて、4期のピアノ曲集を出して、最初の時代背景のページをめくると、下の方に年表が出ています。

1603年に徳川幕府ができたのだから、1709年というと、もっと先になります。

犬公方と言われた綱吉が「生類憐みの令」を出したのが1687年だから・・・

「6代将軍、家宣の頃ですね。」と橋本さん。

さすがに、6代目の将軍の名前は知らなかったけれど、こうして投げかけられると、しっかり記憶しますね。


大人たちが指されるスリルを味わっている時に子供達は、引き出された鍵盤とハンマーを珍しそうに見ていました。


鍵盤を押すと、木の先のハンマーがポンと上がります。

生徒達は、ピアノの前に並んで、それぞれ、骨組みのようになってしまった、音の鳴らない鍵盤で、好きな曲を弾き、カタカタと鳴り、ハンマーがポンポン動いている不思議な光景となりました。

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ピアノの音の鳴るしくみは
打鍵する→ハンマーが弦をたたいて音が鳴る→鍵盤から指を離すとダンパーが弦を押さえる→音がなくなる 

ハンマーは丸くて白い。羊毛のフェルトでできている。ダンパーは上側が黒い、かまぼこのような形のもの。


ピアノの弦は1本を70~80㎏くらいの力で張られている。

低音は太い弦、高音は細い弦。

ペダルのしくみも、右側のダンパーペダルは、ダンパーを上げて、開放弦になるから、音が全部響く。
左側のソフトペダルは、鍵盤の位置が右側にずれて、1音3本の弦を2本しか打鍵しなくなるから(中音域の場合)、ソフトな音になる。
真ん中のソステヌートペダルは、最初に踏んで鳴らした音だけが伸びる。など。

目で見えるようにして、ペダルは私が説明いたしました。


音の鳴る仕組みを知ることで、弾き方、タッチ、表現の仕方の幅もグンと広がるのでは、と思います。


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普段見られない「ピアノ解剖」に、いろんなことを感じてもらえたら!と思います。


お忙しい時間に来られた保護者の皆様、そしてカワイ楽器調律の橋本さん、ありがとうございました














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  1. 2012/10/19(金) 16:07:42|
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